今まで当たり前であったことに私たちは疑問を感じました。では流量を減らしたらどうなるのか?
金型温調機は熱交換器ですが、研究の結果
「熱交換量=温度差×流量(ポンプ周波数)=一定」
であることがわかりました。
![](img/HMC-FXXXAe_1.gif)
つまり流量を減らしても冷却時間は変わりません。温度差が過大でなければ、ポンプ周波数を引き下げても成形に影響を与えることはありませんでした。下記のモデルでは、戻り温度をわずか1℃増やすとポンプ電力は30%に激減します。この省エネ手法は一般に「大温度差システム」と呼ばれて空調機で利用されています。
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